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価値観のすり合わせって?

8月25日
読了時間: 5分
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価値観のすり合わせって?

応募が来ない原因を深究するシリーズ Vol.07(最終回)

求人を何度も書き直し、条件を整え、媒体を変えても、応募が集まらない。

求める人材が来ない。

内定を出しても辞退され、入社後も「思っていたのと違う」と早期離職が続く——。

採用業務が忙しい中で、こんな状況に直面していませんか?

実は、その根本にあるのが、企業と応募者の「価値観のすり合わせ」不足です。


価値観のすり合わせとは?

価値観とは、仕事を選び、働き続けるときの判断軸です。

「成長したい」

「人の役に立ちたい」

「安定したい」

「チームで成果を出したい」

「裁量を持ちたい」

「生活を大切にしたい」——人によって求めるものは異なります。

だからこそ採用では、企業側の価値観と応募者の価値観を、入社前からすり合わせておくことが重要です。

価値観は、入社後に会社が変えるものではありません。

お互いの価値観が重なる部分を、最初から言葉にして伝える。

それが、採用における価値観のすり合わせです。

価値観が合わないまま入社すると、待遇に納得していても「思っていたのと違う」というズレが生まれ、採用ミスマッチや早期離職につながります。

一方、入社前に価値観のすり合わせができていれば、壁にぶつかったときも「この仕事は自分とつながっている」と納得しやすくなります。

これが、定着率向上や困難を乗り越える力の源泉になります。


求人で伝えるべきは、この2つだけ

価値観のすり合わせを求人の段階から行うために、伝えるべきなのはスキルや待遇の一覧だけではありません。

次の2つです。

  • 「この仕事で、あなたはどんな自分になれるのか」

  • 「あなたの仕事は、誰にどんな価値を届けるのか」

例えば介護職なら——

「利用者さまの“自分らしくいたい”に寄り添い、小さな変化に気づき、できることが増えた瞬間を喜べる。人の役に立つ実感を持ちながら、専門職として成長できる」

こうした具体性が、仕事の意味に共感する人を呼びます。

若手採用に苦戦している場合も、同じです。

条件を並べるのではなく、「あなたはここでどんな自分になれるか」を伝えることで、応募心が動きます。

価値観のすり合わせは、面接の場だけで行うものではありません。

求人を読んだ段階から、企業と応募者の間で始まっています。


今日からできる書き換え例

今の求人票を開き、仕事内容や会社の説明部分をチェックしてみてください。

Before

「当社はお客様第一を大切にし、チームワークを重視しています」

After

「お客様の『これで安心できた』という表情を、チームで共有できる瞬間が、ここにはあります。

人の役に立つ実感を大切にしながら、自分のペースで専門性を高めたい方と、一緒に働きたいと思っています」

価値観を抽象的に語るのではなく、「どんな自分になれるか」「誰の役に立てるか」を具体的に示すだけです。

この一文があることで、企業と応募者の価値観のすり合わせが、応募前から始まります。


すべての人に好かれる求人をつくる必要はない

採用は、すべての人に好かれる求人をつくることではありません。

自社の価値観を誠実に伝えることが大切です。

価値観が明確な求人には、共感する人が集まります。

そして共感できない人は入社前に判断できる——これは一見、応募者を減らすように見えて、実は入社後も意味を感じられる人と出会うことにつながります。

つまり、価値観のすり合わせは、応募者を増やすためだけのものではありません。

「誰に応募してもらうのか」を明確にし、入社後のミスマッチを減らすための採用設計でもあります。

結果として、選考スピードが上がり、面接辞退や内定辞退が減り、定着率の向上にもつながります。

この視点は、求人票の書き方だけでなく、ダイレクトリクルーティングのやり方やリファラル採用のメッセージ、採用ブランディングにも共通して活きます。

採用コストが高騰し、業務が忙しい今だからこそ、条件だけでなく「価値観のすり合わせ」を設計することが、効率的な改善につながります。


シリーズを通して伝えたいこと

Vol.01からここまで、応募が来ない原因を深究してきました。

これらはすべて、「人間理解」が起点です。

価値観のすり合わせができている採用は、応募の段階から入社後の納得までをつなげることができます。

だからこそ、求人には待遇だけでなく、仕事の意味と会社の価値観を設計してください。


応募の前に、価値観をすり合わせる

今日、求人票の中に「あなたはどんな自分になれるか」「誰の役に立てるか」を伝える一文を1つ加えてみてください。

それは単なる求人文章の書き換えではありません。

企業と応募者が、お互いの価値観を確認する最初の一歩です。

小さな変化が、応募の質を変え始めます。

これからも人間理解を起点に、採用の本質を深掘りしていきます。

実際の求人に落とし込む「求人文章設計プログラム」も実施中です。

共感Work

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