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求人を出しても応募が来ない理由は「主語のズレ」|求人票の書き方を変える方法

10月4日
読了時間: 5分
白背景のスライドに電球アイコン。求人票の書き方に苦戦している、主語は企業か?求職者か?構造化設計で整える求人文章 Vol.01 共感Work と表示。

「求人を掲載して2週間が経つのに、応募がまったく来ない……」「来るのは、条件だけを見たミスマッチな応募ばかりで、求める人材が集まらない……」

求人票の書き方を何度も見直し、掲載媒体を変え、採用コストを追加しても、結果が変わらない。そんな悩みを抱える採用担当者や経営者の方は少なくありません。

求人票の書き方で応募が来ない原因は、給与や休日数といった「条件」だけでなく、文章の主語にあることも多いと、私は考えています。この記事では、求職者に届く求人票の書き方として、主語の書き換え方を、具体例つきで解説します。


求人票の書き方:応募が来ない原因は「主語のズレ」


求人原稿を作るとき、無意識に、企業側の都合や主張を中心に書いていないでしょうか。ここに、企業と求職者の間のギャップがあります。

  • 企業の主語(自社視点):「うちの会社はこんなに素晴らしい」「こんな人材が欲しい」

  • 求職者の主語(自分視点):「自分の悩みが、ここで解決できるか」「自分がどう成長・変化できるか」

どれだけ魅力的な条件を並べても、「企業主語」で語られていると、求職者には「自分には関係のない話」に見えて、離脱されやすくなります。


クライアントとよくお話する中で

日々、採用に悩む経営者や採用担当者の方とお会いする中で、強く感じることがあります。それは、「条件(給与や休日)を提示すれば、人が来るはずだ」という前提が多いです。

予算を確保できることは素晴らしいことです。ただ、条件を上げるだけで、人は応募したくなるのでしょうか。

最近は、AIによって整った求人原稿が、簡単に作れるようになりました。しかし、その多くが「当社では〜」から始まる、企業主語の文章になっています。

私自身にも、転職先を探して迷っていた時期があります。求人票を読んでいて、「当社では」から始まる文章は、読み飛ばしていました。

求職者が求人票を読むとき、頭の中にあるのは、「この会社はすごいか」ではなく、「ここに転職したら、自分の明日(生活や感情)は、どう変わるだろうか」という問いです。この「求職者の頭の中にある主語」と「求人票に書いてある主語」のズレが、応募が集まらない大きな理由の一つだと、私は考えています。


今すぐできる!求人票の「主語」書き換えテクニック(Before / After)


自社の求人票を見直し、以下のように「あなた(求職者)」を主語にした表現へ書き換えてみましょう。


例1:労働環境・残業について

  • Before(企業主語):

    「当社は残業が少なく、ワークライフバランスが整っています」

  • After(求職者主語):

    「『帰宅後や休日は、家族との時間や趣味をしっかり楽しみたい』という方が、無理なく自分らしく働ける環境です」


例2:未経験採用・教育体制について

  • Before(企業主語):

    「未経験者歓迎!充実した研修制度でイチから教えます」

  • After(求職者主語):

    「『新しい分野に挑戦したいけれど、自分にできるか不安……』と感じている方でも、段階的にスキルを身につけられるサポート体制を整えています」


例3:社風・人間関係について

  • Before(企業主語):

    「風通しが良く、社員同士の仲が良いアットホームな職場です」

  • After(求職者主語):

    「職場の人間関係に気を遣いすぎて疲れてしまった方が、自分らしさを保ちながら安心して長く活躍されています」「ここで自分の悩みが解決できるか」

  • 「自分に合う環境か」

  • 「自分のキャリアや生活がどう変わるか」


「主語」を求職者に変えることで得られる3つの採用メリット

求人票の主語を意識して書き換える効果は、単に「応募数を増やすこと」にとどまりません。



まとめ:まずは求人票の冒頭3行を書き換えてみよう

求人の応募が来ない・集まらない最大の理由は、条件の悪さではなく「企業主語」と「求職者主語」のズレにあります。

文章の主語を求職者に移すアプローチは、単なる求人テクニックではありません。人間理解を起点に、相手の感情や価値観に深く寄り添う「共感Work」の本質そのものです。

まずは今日、既存の求人票を開き、冒頭の3行だけでも「あなた(求職者)」を主語にしたメッセージに書き換えてみてください。その小さな変化が、応募の質と量を確実に変えていきます。


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シリーズ記事:求人に応募が来ない理由

全体像は、求人の応募が来ないのページにまとめています。


【この記事の執筆者】

(共感Work 代表)構造化設計アーキテクト 西山 正人 

人間理解・認知科学を起点に、組織・採用課題の「根本構造」を紐解き設計する構造化設計アーキテクト。「条件面だけの求人」から脱却し、求職者と企業の相互理解を生む構造設計を通じて、数多くの「応募ゼロ」「採用ミスマッチ」などの現場課題を解決へ導いている。

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