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やりたいことが分からない原因と脱出法|名詞ではなく「動詞」で探す自己理解

10月1日
読了時間: 5分

更新日:10月3日

やりたいことが分からない原因と、名詞ではなく動詞で探す方法を説明する、共感Workのアイキャッチ画像

「やりたいことが分からない」と検索し、自己分析の本を買い、求人サイトの職種ボタン(営業、企画、マーケティング、事務…)を眺めては、「どれもピンとこない」と画面を閉じる。そんな状態が続いていませんか。

もし今、そうして立ち止まっているなら、まずお伝えしたいことがあります。動けないのは、情熱が足りないからでも、自己分析が足りないからでもありません。答えが見つからない原因は、「職業名」や「ポジション名」という外側のラベルから、やりたいことを探している、その探し方の落とし穴にあるかもしれません。

この記事では、職業名から抜け出し、自分の「動詞(行動のクセ)」から、やりたいことを見える形にする方法を解説します。


やりたいことが分からない原因は「名詞の罠」


職業名は、企業が作った「分類」です

やりたいことを探すとき、私たちは無意識に「何系の仕事か」「どんな職種か」という職業名(名詞)に、自分を当てはめようとします。しかし「営業」や「マーケティング」といった職種名は、企業が組織を運営するための分類にすぎません。そのラベルの中には、あなたが楽しいと感じる瞬間も、ストレスで耐えられない瞬間も、すべて混ざっています。


外側の基準に合わせると、違和感が出ます

自分の内側にある価値観を置いたまま、既製品の看板に自分を合わせようとすると、どの求人を見ても「悪くはないけれど、決め手に欠ける」という感覚が起きます。

本当に知りたいのは、「どの職業に就くか」ではありません。日々の仕事の中で、自分が「どんな行動(動詞)をしているときに、心が満たされるのか」という、自分だけの判断基準です。


やりたいことは「動詞」で考える

何になるか」ではなく「どう動くか」

共感Workでは、やりたいことを職業名(名詞)ではなく、心が動く瞬間(動詞)から整理します。名詞で探すと迷いやすくなりますが、自分の動詞が見えてくると、営業でも事務でもクリエイティブな職種でも、「自分の動詞を活かせるか」という視点で仕事を見られるようになります。


あなたの中にある「動詞のクセ」の例

過去の仕事や生活の中で、ささやかでも「やってよかった」と感じた瞬間を、振り返ってみてください。

  • 複雑に絡み合った課題を「紐解く」時間だった

  • 不安を抱える誰かの背中を「押す」瞬間だった

  • バラバラの情報を「整える」ことだった

「紐解く」「押す」「整える」といった動詞のクセが、あなたの判断基準のヒントになります。


動詞の軸を見つける2つの質問

求人サイトをスクロールする手を休めて、次の2つを自分に問いかけてみてください。


質問1(行動のクセを掘り起こす問い)

職種や成果の大きさは問いません。誰に頼まれたわけでもないのに、つい夢中になって時間を忘れた作業や、後から振り返って、ひそかにスッキリした瞬間は、どんな場面でしたか。

質問2(動詞を抽出する問い)

そのとき、あなたは具体的にどんな「行動(動詞)」をしていましたか。(例:絡み合った問題を「ほぐしていた」/バラバラな情報を「まとめていた」/不安そうな人の「背中を押していた」)

誰かが作ったキャリア論に自分を当てはめるのをやめ、自分の動詞を書き出してみると、頭の中のモヤモヤが、少し整理されていきます。


やりたいことを引き出す3つのステップ

頭の中だけで悩み続けても答えにくいのは、日々当たり前にやっている「心が満たされる行動のクセ」が、自分では気づきにくい盲点になっているからです。次の3つのステップで、頭の中を整理していきます。

ステップ1:名詞(職業名)の条件を、いったん脇に置く

営業や企画といった外側の看板で探すのを一度やめ、過去に「やってよかった」と感じた、小さな行動の記憶だけを集めます。

ステップ2:自分の心を動かす「動詞」を見つける

集めたエピソードから、課題を「紐解く」、誰かの背中を「押す」、情報を「整える」など、無意識に繰り返している行動のパターン(動詞)を、紙に書き出します。

ステップ3:第三者との対話で、自分軸を整える

当たり前になっている自分の強みや行動のクセは、一人では盲点になりやすいものです。認知科学や意思決定モデルを理解した専門家との対話を通じて、頭の中のモヤモヤを、見える形に整えます。


動詞が見つかったあとは

求人を見るときは、職種名ではなく、仕事内容の中に「自分の動詞」がどのくらい含まれているかを見てみてください。同じ「営業」でも、仕事内容によって、使う動詞は大きく違います。


私の体験から

50歳のとき、思いつく範囲で「体験経歴書」を作ってみました。多くの方が一度は書いたことのある職務経歴書のように、時系列で、仕事と私生活を分けて書き出したものです。

書き出して眺めてみると、場面はまったく違うのに、ある共通点が見つかりました。それは、「人の変化を観察し、研究している」ということです。肩書や職業名では説明できなかった自分の行動のクセ(動詞)が、紙の上で初めて見えました。

この気づきが、今の共感Workの原点になっています。


まとめ:自分の基準(自分軸)で、選択肢を見直す

他人が与えた正解(職業名)ではなく、自分の基準(動詞)で選択を考えること。その判断の軸が見えてくると、同じ求人でも、見え方が変わっていきます。

他人と比べて苦しくなる方は、自分軸の見つけ方|他人のものさしを外す3ステップもあわせてお読みください。


動詞のクセを、無料でお悩み診断します

「自分の頭の中だけでは、動詞のクセ(盲点)が見えてこない」と感じているなら、その違和感を、一度言葉にしてみませんか。

共感Workでは、無料のお悩み診断を実施しています。フォームに「やりたいことが見つからない」というお悩みを、そのままお書きください。構造化設計アーキテクトが、無意識の判断のクセや盲点を分析し、メールでお返事します。


関連書籍

『VIVID(ビビッ)と感じて動詞で始まる新社会人の就活マップ』

「職業名」ではなく「動詞」で自分軸を確定させる、意思決定構造の実践ワークブックです。Amazon Kindleで公開中。



執筆者プロフィール

執筆者:共感Work(きょうかんワーク)

構造化設計アーキテクト/西山 正人


営業・採用・経営など、30年弱にわたる現場実務を通じて、組織や個人の意思決定の停滞や、意思疎通のズレに気づく。現在は、「人間理解」と「判断構造の設計」を軸に、個人のキャリアにおける選択の迷いや、組織の実行のボトルネックを解消する独自の理論モデル(SOULFUL Model、Empathy Action 12S Framework™など)を展開している。

公式サイト:共感Work




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